軽いランドセルを作っているメーカー一覧と選び方

新学習指導要領導入にともない、ここ数年間でランドセルはサイズが大きく、重くなっています。天然皮革モデルも、サイズアップしA4フラットファイル対応に切り替えが進んでします。

小学1年生はまだ体が小さいですし、荷物が入ったランドセルを背負うと、肩や体にかかる負担は相当のもの。親心としてできるだけ軽いものが良いと考えるのではないでしょうか。

ランドセル選ぶとき「軽いかどうか」はとても大切ですが、単に数字を見て選ぶのはNG。体で感じる「体感重量」がどうなのかで考えましょう。背負ったときに軽く感じるランドセルを選ぶと、子どもの体に負担がかかりにくいです。

ここでは軽く感じるランドセルのおすすめや選び方を解説していきます。

背負った時に軽く感じるランドセル一覧

こちらでは「天使のはね」でおなじみのセイバンと、「はばたくランドセル」機能を持つ黒川鞄工房のランドセルの人気シリーズを紹介します。どんどん成長する子どもの体にしっかりフィットするので、背負ったときに軽く感じるのが特徴です。

セイバン

モデルロイヤル

男の子向け
商品名 特徴
ドラグーン 英国の竜騎士(ドラグーン)をイメージ。黒をメインにした全4色
ベーシック 紳士のタキシードをイメージ。上品でスマートシルエットが特徴
クラシックナイト(公式オンライン・直営店限定) 騎士の剣と盾のデザインモチーフに。雨や傷に強い素材を採用
ガーディアン(イオン限定) 勇敢な守護騎士の剣と盾をイメージ。全体で重厚な雰囲気が特徴
女の子向け
商品名 特徴
クリスタル プリンセスのようなロマンティックな刺繍やモチーフがたっぷり
ベーシック イブニングドレスのフォーマルな雰囲気を刺繍やモチーフで表現
アリス 人気のパステル系カラーや刺繍で不思議の国の世界観を楽しめる
フローラ(イオン限定) 花柄にマッチする4色展開。キュートな森のお姫さまの世界を表現

モデルロイヤルはセイバンでもっとも定番のシリーズ。子ども心をつかむ上質なデザインやカラーリング、安心して使える高い機能性を兼ね備えています。

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モデルロイヤルレジオ

男の子向け
商品名 特徴
モデルロイヤル・レジオ ノーブル 品質も機能もワンランク上を目指した牛革のランドセル。2色展開
モデルロイヤル・レジオ ベーシック 深みのあるシボ感のかぶせが特徴。サイドの紋章の刺繍が上品
女の子向け
商品名 特徴
モデルロイヤル・レジオ プリンセス プリンセスのドレスのような刺しゅうと光沢感のあるカラーが特徴
モデルロイヤル・レジオ ベーシック シックで上品な印象の全3色のカラーと控えめな刺しゅうが魅力

セイバンの高品質な機能を取り入れ、素材も牛革や雨に強いクラリーノなど贅沢に採用したシリーズです。上品でラグジュラリーな雰囲気を持ちます。

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天使のはねクラシック

「デザインはシンプルに機能面はしっかりと」を意識して作られたシリーズです。直営店、オンラインストア限定でカブセ裏を選ぶことができるセミオーダーモデルも登場しています。

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ラブピ

商品名 特徴
ガーリー ハートの刺しゅうにやスワロフスキーがキラキラ光るデザイン
ミルキー 丸いフォルムとミルキーな4色のカラーリングで可愛らしさ満載
マジョリカ(オンラインストア・直営店限定) 人気のパール生地と輝く星のマークやハートの刺しゅうがポイント
キューティーリボン(イオン限定) 魔法で変身する女の子ヒーローをイメージ。パール系素材を採用

ラブピは女の子だけの特別シリーズです。全4種類でキュートでポップな個性的なデザインが特徴。コロンとした丸いフォルムを採用しています。

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ワンパ

商品名 特徴
ワンパレーサー レーサーにあこがれる男の子におすすめ
ワンパイーグル ヒーローのかっこよさをイメージにしたデザイン
ワンパ メカニックスポーツII メカのかっこよさとスポーティさを融合

ワンパは男の子だけの特別シリーズです。全3種類で「タフ&アクティブ」がテーマです。傷に強い素材や補強機能を取り入れ丈夫さを追求しています。

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CONVERSE

男の子向け
商品名 特徴
モノトーンボーイⅡ モノトーンカラーにマチのオールスターロゴの刺しゅうがポイント
デコキッズ コンバースらしいアメリカンカジュアルなテイストがおしゃれ
モノクローム 単色カラーでシンプルなオールスターのスニーカーをイメージ
女の子向け
商品名 特徴
トーンハーツ コンバーススターとハートのデザイン、キュートなカラーが融合
デコキッズ ポップなデザインが可愛らしい。カジュアルで男女兼用カラーです
モノクローム 男の子・女の子ともに選びやすい4色展開。マチのスターが特徴

世界的な人気を誇るファッションブランド「コンバース」の世界観を表現したシリーズです。定番スニーカーを思わせるオールスターのロゴや星柄など、カジュアルな雰囲気を楽しめます。

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PUMA

名称 特徴
プーマ(百貨店限定) 定番色の本体とカラーステッチ、控えめなキャットロゴがポイント
プーマ スタンダードエディション 大胆なプーマロゴとパワフルなカラーリング。雨に強い素材を採用

PUMAは男の子向けの特別シリーズです。人気のスポーツブランドをイメージし、躍動感あふれるデザインをランドセルで表現しています。

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HOMARE

名称 特徴
プレミアムレザー(公式オンラインストア・直営店限定) 牛革ランドセル。飽きのこないスタンダードな色味で使いやすい
アンティークコードバン(公式オンラインストア・直営店限定) 希少性の高いコードバンをカブセに使用。黒・茶がラインナップ

本革素材とセイバンの高品質の機能を組み合わせた、ハイ・クオリティーなランドセルです。「天使のはね」や「3D肩ベルト」などの独自の機能で重さを感じさせない構造に仕上げています。

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黒川鞄工房

スムース牛革

名称 特徴
スムース牛革 ワイド 素材を生かし無理なく背負える軽さと大きさを両立。14色展開
スムース牛革 ビッグ ワイドサイズよりサブポケットが大きく収納力アップ。10色展開

ベーシックなスムース牛革は、牛革本来の質感を生かしたやわらかな光沢が特徴です。傷がつきにくいように表面に特殊加工を施しています。ワイドとビッグの2種類展開でビッグの外寸がやや大きい作りです。

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シボ牛革

名称 特徴
シボ牛革 ベーシック 上質でクラシックなデザイン。コンパクトなサイズ感で軽量です
シボ牛革 プレミアム シボ加工を施しデザイン性と機能性を向上させたプレミアムモデル

表面にシボ加工を施したシリーズ。シボ加工はさわり心地が良く、多少の衝撃には耐えられる耐久性があります。クラシック型のポケットタイプと、お客様の声から生まれたラウンドポケットタイプの2種類展開です。

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匠・日本

名称 特徴
総オールコードバン かぶせも本体も全てコードバンという高品質で贅沢な一品
長冠鞄ロングフラップコードバン ベーシック かぶせがくるりと留め具まで包み込むシンプルなデザイン
ロングフラップコードバン プレミアム かぶせが留め具まで包み込むデザイン。持ち手のついた特別版

主材をコードバンやブライドルレザーを取り入れた本格派。「幼少の頃から本物を」と考える人におすすめです。「はばたくランドセル」機能はコードバン製のみ対応しています。

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コードバン

名称 特徴
コードバン ビッグ A4フラットファイル対応のコードバン。アンティーク金具を実装
コードバン ベーシック シンプルでコードバンの深みある光沢を最大限に引き出すデザイン
コードバン プレミアム ベーシックにラウンドポケットとリフトハンドルを付けたモデル
コードバン プレミアム(艶あり) プレミアムシリーズに美しい艶加工を採用したモデル
コードバン ベーシック(艶あり) ベーシックシリーズに美しい艶加工を採用したモデル

全5種類のコードバンランドセルはすべて「はばたくランドセル」機能付きで軽い背負い心地です。A4フラットファイル対応の「コードバンビッグ」はカラーバリエーションも豊富です。

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重量が軽いランドセル一覧

ここではランドセルのスペックに目を向け、軽い背負い心地のランドセルを開発するブランドを集めました。主な機能の詳細もまとめています。

フィットちゃん

フィットちゃんは肩ベルトを25°立ち上げ、ランドセルと背中との接触面積を10%アップさせた「フィットちゃん背カン」という機能が特徴です。これにより肩への負担が約半分も軽減されます。

肩ベルトは左右別々にスライドするので、背負いやすく、おろすときにも体に負担がかかりにくいです。体がどんどん成長して大きくなっても変わらない背負いやすさを感じられます。

肩ベルトには衝撃を吸収する緩衝材を使用し弾力性をアップ。さらに肩と肩ベルトとの接触面積を広くし、形にもこだわることで、成長過程の体に寄り添い、軽く感じられるようにしています。

背当てには通気性が高く蒸れにくい素材を使用。凹凸のデザインで、背負った時にずれにくい構造です。ランドセルの本体をできる限り軽くするだけでなく機能面も配慮されています。

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ふわりぃ

ふわりぃのランドセルの特徴はランドセル本体がとても軽いことです。背中まわりのフチをカットすることで、軽量化と強度を両立した設計を実現しています。

例えば女の子向けの「ぴったりふわりぃ」は、最軽量約930g、また定番シリーズの「マイフレンド」は約1,080gと、クラリーノ素材のランドセルの平均が1,100g~1,200g前後であるのに対し、軽いことがわかります。しかもA4ポケットファイルをきちんと収納できるサイズです。

ただ軽いだけでなく構造にもこだわっています。背当てには通気性とクッション性を備えた軽量ウレタンクッション構造を開発。背中全体での耐圧分散を考え、凸凹仕様を採用し「点で支える」ことを重視しています。

ズレ・ユレ防止にチェストベルトの開発にも積極的です。これによりランドセルと体の密着率をアップさせ重心を体に近づけて軽く背負えます。

本体の軽さ、背負いやすさ、背負い心地を追求して、子どもの体をサポートすることに徹しているのが特徴です。

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池田屋ランドセル

池田屋ランドセルは一般的に重いと言われる牛革タイプでも「1,300g前後」と軽いです。軽さを実現するために、背中や肩ベルトの内側など、汗で蒸れやすい場所には水に強いクラリーノを採用しています。

スレや汚れがつきやすい、かぶせの裏側にもクラリーノを使うことで、耐久性と軽さを両立。突然雨が降ってきた場合も、クラリーノであればランドセル本体に影響しにくいのでカビの発生を防ぎます。

ちなみに構造や仕様は人口皮革、天然皮革問わず全モデル共通であるため、機能や性能の差で悩むことなく好みで選べるのもメリットです。

重たく感じさせないために背負いやすさも追求。池田屋では背負いやすさを左右するのが肩ベルトのフィット感であると考え、背カンが上下左右に自在に動く「池田屋背カンするぴた」を採用しています。肩にベルトが食い込まず、どんな体型の子どもにもぴったりフィットします。

その他、ベルトの上下一体設計で肩ずれや食い込みを解消し快適な背負い心地に取り組むなど、常に子どもの目線に立った商品づくりを行なっています。

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中村鞄製作

50年以上の歴史を持つランドセル専門店「中村鞄」。大きな特徴は背負いやすさへの追求にあります。

背当てにはNASAの座席と同じものを採用。激しい衝撃にもしっかり耐えられて、6年間体にフィットする快適な厚みを保ち続けられるという構造です。また素材には背中になじみの良いソフト牛革を使用しています。

背カンは左右が別々に動くタイプで、1日のうち何度も背負ったり下ろしたりしても、ラクに背負えて疲れにくいような工夫がなされています。

肩ベルトの形は緩やかなカーブを描きやや内に入る構造です。肩と肩ベルトに隙間ができず、肩甲骨部分に背当てクッションがしっかりフィットするため、急に走ったりジャンプしたりしてもずれにくいメリットがあります。

また中村鞄のランドセルには持ち手がありません。このためA4フラットファイル対応の牛革タイプでも1,250g~1,350g前後と軽めです。持ち手が絶対に必要だと考えていなければ検討しても良いと思います。

他に人口皮革タイプも取り扱っているので、素材もこだわって選びたい人におすすめです。

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キッズアミ

キッズアミを展開するナース鞄工はランドセルで初めて文部大臣賞を受賞、60年の歴史と高い技術力を持つ老舗メーカーです。背負いやすさや機能を長年にわたり追求しています。

キッズアミのウイング背カンは、ベルト付け根を立たせる機能によって、背負った時体に密着し安定して背負えるのが特徴です。

さらに形状安定樹脂(エコボーン)を内蔵し肩にしっかりフィット。強度と耐久性に優れています。上部金具は成長に合わせてスライドできるので、体が大きくなっても安心です。

また肩や背中への負担を減らすために、背当てや肩ベルトの内部には衝撃吸収性・耐久性・柔軟性に優れたクッション材を採用。毎日背負っていても背中や肩がラクに感じます。

肩ベルトは背負ったときのズレ防止のために、「新3D連尺」というカーブをつけた構造を採用しています。

軽い背負い心地を追求しながら、牛革をデニム調に仕上げるなどユニークでこだわりのデザインが多いのも特徴です。

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背中にフィットするランドセルを選ぶコツ

ランドセルが重すぎるせいで、小学生なのに肩こりや腰痛を訴える子どももいるそうです。そこで気になるのがランドセルの「重さ」。軽ければ解決する問題かと思えば実はそうではありません。こちらではランドセル選びに重要な「フィット感」についてや、選び方のポイントを解説していきます。

ランドセルの重さの平均

ランドセルの重さは素材・大きさによって違いがでてきます。目安は次の通りです。

  • クラリーノ(人口皮革)1,000g~1,200g前後
  • 牛革1,200g~1500g前後
  • コードバン1,400g~1,600g前後

クラリーノのはランドセルの素材として「軽い」「丈夫」「耐久性」の面で抜群に力を発揮します。ランドセル本体の軽さを重視するなら、クラリーノなどの人口皮革を使ったものを探してみると良いでしょう。

中には1,000g以下の非常に軽いランドセルも存在します。ですか軽すぎると後々型崩れや破損などのトラブルになることが多く、購入前に耐久性や補強材についてしっかり調べておく必要があります。きちんとしたメーカーであれば耐久テストなどの検査結果も公表しているはずです。

牛革はクラリーノと比べると平均して約200g前後重くなるものの、強度が高く重い荷物にも耐えられる耐久性があります。

コードバンはクラリーノの最軽量タイプと比べると、500g前後重くなり、背負ったときにはっきりわかるほど違いがでます。ただコードバンは牛革よりも丈夫で、使うほどに味わいが増すことが魅力。見た目はもちろん高品質な素材です。

デザインや見た目で選んでしまいがちですが、素材それぞれのメリットやデメリットも頭に入れておきましょう。

総重量と体感重量との違い

「総重量」とは前の項目で解説したランドセル本体の重さそのものを指します。それに対して「体感重量」とは、腰や肩などで感じる重みのことです。体感重量を減らせば、ランドセルを背負っている子どもが軽く感じて背負いやすくなります。

仮に総重量が全く同じランドセルがあるとしましょう。一つはランドセルと子どもの体がぴったりフィットしたもの、もう一つは体にフィットしていないものだとすれば、後者は背負ったときにズッシリ重く感じてしまいます。これが体感重量です。

いくら本体が軽いランドセルだったとしても、子どもの体型に合っていなければ、背負ったときに重く感じますし肩こりや腰痛の原因にもなるのです。高学年になると荷物はさらに増えていきます。大人でも辛くなる重さなので、できるだけ負担は軽減してあげたいですね。

軽く感じるランドセルを選ぶポイント

では実際に軽く感じるランドセルを選ぶときのポイントを順番に解説していきます。

  • 荷物を入れて背負ってみる
  • 背中とのフィット感
  • ずれにくく肩の形に合った肩ベルト
  • 動きに合わせて稼働する背カン

まずは気になるランドセルをいくつか背負って比べてみましょう。

ちなみにランドセルを子どもに背負わせるとき、小学1年生の荷物を想定して、3キロ程度の荷物をランドセルに入れることをおすすめします。空のランドセルと荷物を入れたときでは感覚が違うからです。ランドセルメーカーの中には店舗に試しの重りを置いている場合もあるので、店員さんに聞いてみてください。

背負わせたら肩ベルト・背当てがしっかり体にフィットしているか確認します。うまくフィットしていれば、背中とランドセルの間に隙間が空いていません。肩だけに重さが集中せず、背中や腰の上部で負荷が分担していると軽く感じます。

肩ベルトはランドセルメーカーによってしっかり立ち上がっている形と、立ち上がりのない形に分かれます。どちらが良いかはお子さんの体型次第によります。これは実際に背負ってみないと分かりませんが、肩に合っていれば、違和感も少なくたくさん動いても横ズレしにくいです。

他にも背カンが体の動きに合わせてスムーズに動いているか、背あてのクッションが柔らかすぎず固すぎず、背中と背骨にフィットしているか見ておきます。

このように肩ベルトと背あての構造が体にフィットするかどうかがポイント。ハイブランドで高品質なランドセルだからといって、全員に合うか、軽く感じるかというとそうではないのです。もちろんリーズナブルな物でも変わりません。

体型は子ども一人一人違うので、本体の重さや素材ばかりにとらわれないようにしましょう。

まとめ

初めてのランドセル選びでは、本体が軽いほど子どもがラクに感じるのでは?と思うものです。ただカタログに書かれている重さを重視するのではなく、背負ったときいかに軽く感じるかがポイントだと覚えておきましょう。

ランドセルが想定より少し重くても、体にしっかりフィットして重さを感じにくいもの、その上で子どもが気に入ったものを選ぶことが大切です。

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