ランドセルで肩ベルトが痛い時はどうすればいいの?

ある日お子さんが「ランドセル背負ったら肩が痛い。」こんな風に訴えてきたことはないでしょうか。

ランドセルに限らず新しい鞄は革が硬くて体に馴染むまで時間がかかるものです。それに昔のものより軽量化がすすみ、背負いやすく機能も改良されています。

しかし依然として「肩が痛い」と感じるお子さんもいるようです。ランドセルに問題ないはずなのに、親御さんとしては困りますよね。

この記事ではなぜランドセルを背負ったときに痛くなるのか、その原因や対策を解説したいと思います。

ランドセルで肩が痛いときの対処法

ランドセルメーカーのセイバンが2018年に行なった調査によると、約3割の子どもがランドセルを背負った時に何かしらの違和感を感じているようです。

ではどうして痛みを感じてしまうのでしょうか?

それは肩ベルトが原因の大半を占めています。ランドセル本体は軽くても、荷物を入れると全ての重さが肩ベルトから体にのしかかります。肩ベルトが適切でないと、痛みを発生させる恐れがあるのです。

ここでは肩ベルトの調節の仕方など、負担を減らしてランドセルをより背負いやすくする方法を紹介します。

参考URL:https://www.seiban.co.jp/news/pdf/news_release20180606.pdf

肩ベルトを調整する

肩ベルトの長さはお子さんの体型に合っていますか?肩ベルトがきつかったり、長すぎたりすして調節できていないと、背中とランドセルの間に隙間が空きます。

無駄な空間があることで、ランドセルの重さで後ろにひっぱられ、背負った時の姿勢が前かがみになり肩に負担がかかります。背負った時背中にぴったりランドセルが密着していることが大切なのです。

きちんとベルトを調節してランドセルが地面と垂直になっているか確認してみましょう。肩だけでなく背中全体で荷物を受け止めているかがポイントです。

正しい肩ベルトの長さは目安として、低学年の薄着の時期は上から2番目、秋冬は上から4番目、高学年では上から6番目が適切です。これはお子さんの体型によっても異なるので、あくまでもランドセルが地面に対して垂直に背負えているかをチェックしましょう。

肩ベルトを柔らかくする

肩ベルトは通気性の良いソフト牛革や人工皮革が使われていることが多いです。革製品は使うたびに柔らかくなる特徴があるので、最初の頃はハリがあって固く感じてしまいます。子どもは背負っている分、そんな違和感を直接的に感じるのではないでしょうか。

解決策はある程度柔らかくなるまでしっかり揉んであげることです。

皮革は手で揉むと繊維がほぐれ柔らかくなります。さらに暖かい部屋で行うとより効果が高いです。形が崩れない程度に力を加えて毎日揉みほぐしましょう。

ランドセル内の空間を減らす

ランドセルの荷物の入れ方も工夫できます。教材が少なめでも余分なスペースができると、背負った時に力が入ります。

教材や文房具が中でガチャガチャ動かないようにするには、軽いタオルを詰めて動かないように固定するのがおすすめです。

そのとき重い教材類は背中側に来るように配置し体にくっつけるようにすると、安定して歩行できるので肩に変な力が入りません。

補助的な道具を使用する

ランドセルを調整したら次は補助的な道具の導入も考えましょう。一手間かけることでさらに肩への負担を減らすことができます。

ランドセル専用の肩パット

しっかり肩ベルトを揉み込んでもまだ固さを感じたら、肩パッドを装着する方法があります。肩ベルトを柔らかい肩パッドで包み込むことで、体へ接触する箇所の負担を軽減できるのがメリットです。特に薄着の季節で役立ちますよ。

ネット通販では1,000~3,000円ほどで販売されており、メッシュ素材で通気性が良いものや、反射機能付きのもの、可愛らしい柄のものなど、ランドセルに付けても違和感がないものばかりです。

わざわざ買うのはちょっと…という場合は、フェイスタオルをランドセルと肩の間に挟む方法もあります。ただずれやすいので毎回セットし直すのが面倒かもしれませんね。

ハンドメイドが得意であれば好みの柄でオリジナル肩パットを作っても良いでしょう。

用意するものは、キルト、キルト芯、表布。これを重ね合わせて12cm×16.5cmくらいの大きさで2つ作ります。周囲を仮縫いしてから、縁はバイアス処理をかけてください。アイロンで簡単に接着できるふちどりテープで代用してもOKです。

その上から端ミシンで綺麗に縫い合わせます。最後に面と裏に一箇所ずつマジックテープを付けたら完成です。

内側にキルト面がくるようにするとふっくらと仕上がりますよ。好きなデザインで作れるので自由度も高く、お子さんもきっと気に入ってくれることでしょう。市販のものを購入するより安上がりですよ。

ランドセル専用のチェストベルト

小柄なお子さんや体型的になで肩の場合、少しの衝撃や動作によってランドセルがズレ落ちしまいます。何度も背負い直したり、ずれないように無理な姿勢を続けたりすると、肩に痛みが生じる原因に。

そんな時はランドセル用のチェストベルトが便利です。ランドセルの肩ひもに回して、バックル固定するだけで
肩ひものズレ落ちを防ぐ働きがあります。

長さを調節して肩紐にしっかり装着すれば、ワンタッチでベルトを外せますので決して難しいものではありません。

ネットでは500円~2,500円ほどで販売されていますが、ランドセル専用ではなくリュックやナップサック用として作られているものが多いです。

ランドセル専用ではない場合、肩紐の幅によっては取り付けられないこともあるので、サイズを確認して選ぶようにしましょう。

あまりに痛がる場合は一度病院へ

今まで紹介してきた解決策を試しても一向に痛みが改善しないとなれば、肩ベルト以外にもランドセルの重さが影響している可能性が高いです。全ての荷物や教材をランドセルに入れて毎日背負って入れば、肩こりの原因にもなりかねません。

2018年に文部科学省は全国の教育委員会などに対し、子どもや地域の実態を考慮し各学校で知恵を出すようにと通達しています。これにより少しずつですが、学校に荷物を置いても良いことに変わってきました。

とはいえ小学校低学年の間はそれほど荷物が多くはありません。もしお子さんが肩に違和感を感じ続けたり、筋肉の発達も含めて親御さんが少しでもおかしいと感じたら、一度は病院で診察を受けても良いでしょう。

痛くならないための予防策

肩の痛みが一時的なものだった場合、また再発しないように予防しておくのも大切です。ここからは簡単にできる予防策をいくつか紹介していきます。

ランドセルを背負う時の姿勢を確認する

お子さんがランドセルを背負っているときの気になる姿勢は次の通りです。

  • 猫背
  • 前傾姿勢
  • 左右への傾き
  • 反り腰

上記の姿勢でラドセルを背負うと、重さが肩だけでなく腰にも影響してくるので、結果的に、肩の痛み、背中や腰の痛み、身体の歪みなどが生じてしまいます。

正しい姿勢はランドセルが地面に対して垂直の状態です。垂直になるように荷物の量や肩ベルトのフィット感を確認し、しっかり身につくまで姿勢を正してあげてください。

夏場は服装に注意

薄着のときは必要に応じて先ほど紹介した肩パットなどを使用しましょう。夏の服は生地が薄いので、ランドセルの圧を肌に受けやすくなります。特に袖のないノースリーブは、肩紐が肩に食い込み負担が増えるのでなるべく避けてください。

肩パットが用意できないときは、通気性の良いメッシュタイプの羽織ものを登下校時に着用させるのがおすすめです。日焼け対策としても有効ですが、暑くて嫌がったときは肩の痛みが強い場合のみに着るのも手です。

お子さんの気持ちを探る

もしどんな方法を試してもお子さんが何度も「肩が痛い」と訴えるときは、気分的なことが影響しているケースもあります。

慣れない学校へ行くことのプレッシャー、友達にランドセルをからかわれてショックだったこと、ランドセルが気に入らないことなど、学校まで遠くてしんどいなど、言葉では言えずに心の中に秘めた思いがあるかもしれません。

ランドセルに問題がなければ、一度担任の先生に相談するのも良いでしょう。些細なことがきっかけで、「ランドセルを背負うと体が痛くなる」と思い込んでいることも考えられます。

親御さんは大変ですが、学校生活に慣れる今が一番大切なときです。時間が許す限り一緒に通学したりして、時間をかけてつきあってあげましょう。

まとめ

ランドセルの技術が向上しても、全ての子どもにピッタリマッチする訳ではありません。しかも子どもは6年間ドンドン成長していきます。そのため肩ベルトの状態は頻繁に確認することが大切です。

体型にランドセルがフィットしているのか、数ヵ月に1度は肩ベルトの調整をしましょう。親だからこそ気付く違和感があるかもしれません。

もし自分で調整が難しい場合は、メーカーのウェブサイトを確認したり、購入した店舗に聞いてみましょう。

肩ベルトの痛みをなくし、お子さんがいつも快適にランドセルを背負えるようにしたいですね。

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